タラソテラピーの基礎知識

タラソテラピーの歴史は古代ギリシャ・ローマから始まりました。

 

 

戦争で負傷した兵士が海水入浴で傷を治したのがきっかけで、当時の人々の間には一般的な治療法として広まっていました。高名な医師や哲学者も、この治療法を研究したり、実践していました。古代ローマ人は大の温泉好きでもあったので、海洋療法はとても彼らの好みにあっていたのです。ところが、中世に入ってローマ帝国が滅亡してしまうと、人々の好みは全く逆転してしまいます。キリスト教の教えを徹底した結果、人前で裸になるのは不道徳だという意識が芽生えてしまったのです。当時の人々には入浴や、身体を清潔に保つという概念が全くなかったのです。病気になるのは悪魔が取りついているからと考えられ、悪魔を追い払うために修道僧が祈祷を行いました。当時の医者は修道僧だったのです。祈祷以外の治療法等全くありませんでした。暗黒の中世が終わると、再びタラソテラピーが脚光を浴びることになります。ルネサンス期のフランス王が海洋療法で皮膚病を克服したことをきっかけに、海水の力が改めて見直されることになったのです。その後、18世紀になるとイギリスの医学界で海洋療法の効果が正式に認められ、特にヨーロッパでは多くの人が避暑やバカンスを兼ねてタラソテラピーを受けるようになったのです。